塩ビ管パイプのつなぎ目から水漏れした時の応急処置や修理方法について

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塩ビ管パイプのつなぎ目から水漏れした時の応急処置や修理方法について

塩ビパイプは耐久性に優れた素材ですが、緩みや経年劣化が原因で水漏れすることもあります。
たとえばつなぎ目から水漏れしたり、亀裂が生じた箇所からポタポタと水が垂れてくるパターンが多いです。
ちょっとした排水の水漏れなら、補修テープによって応急処置を施すことができます。
一方で大きな衝撃を受けて激しく破損したり折れたりした時は、補修テープでは対処しきれません。
塩ビ管パイプから水漏れした際はどのようにすべきか、分かりやすく解説します。

塩ビ管パイプの特徴と水漏れ原因

家庭用として使われている水道の管にはいくつか種類があります。
塩化ビニールで作られた塩ビ管パイプもその中の一つです。
まずは塩ビ管パイプとは一体どのようなものなのか、見ていきましょう。
また給水管からの水漏れですと、蛇口からの水漏れとは原因が異なります。
当然対処法も蛇口から水漏れしている場合とは異なってきますので、原因を突き止めることが大事です。
塩ビ管から水漏れしている際に考えられることを解説します。

塩ビ管とはどんな水道管?

塩ビ管は硬化ポリ塩化ビニル管の略称で、合成樹脂でつくられた配管です。
工業用製品にのみ用いられるイメージがあるかもしれませんが、実はわたしたちが普段使うような製品にも使われている素材です。

塩ビはどのようなものに使われているのですか?
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー

たとえばバックやシューズにも用いられていますし、食品包装材などにも使われているため、多方面で用いられていますよ

日本では1941年から工業用として製品化されていますが、現在では水道管における主流の素材です。
そんな塩ビ管の特徴をもう少し深堀してみましょう。

塩ビ管パイプの特徴 メリットとデメリット

塩ビのメリット

塩ビ管にはさまざまなメリットがあるため、金属管に代わる主流となっています。
主なメリットは以下です。

メリット

  • 耐熱性に優れている
  • 耐久性がある
  • 加工しやすい

塩ビ管は耐熱性に優れており、引火しにくいため住宅用の資材として向いています。
耐久性も良く耐用年数は50年ですから、長期に渡って使用することが出来るのも、塩ビのメリットでしょう。
分子構造的に酸化しにくいため、他のプラスチック素材には使用できないような分野の製品にも普及しています。
また加工性にも優れた素材ですから、比較的リーズナブルに提供できるのも特徴です。
コストを押さえたい一般家庭用の給水管や排水パイプとして、非常に扱いやすい素材と言えます。

塩ビの弱点

メリットが多い塩ビですが、デメリットもあります。
耐久性には優れているものの、寒さには弱いです。
外気温が5度を下回ると割れやすくなるため、冬場は扱いに注意が必要になります。
また耐薬品性には優れていますが、シンナーなどには溶けてしまう特徴があるため、傍で用いるのは厳禁です。
もう一つ弱点として、耐熱性はありますが熱を浴び続けるような状況は好ましくありません。

太陽光を浴び続けると酸化の原因となるため、直射日光を避けられる場所に設置する必要があります。

VP管とVU管がある

塩ビ管は大きく分けるとVP管とVU管という2種類があります。
VP管とVU管の主な違いは厚さです。
詳しくは以下の表をご確認下さい。

VP管VU管
厚さ厚肉薄肉
使用温度5~35度5~60度
主な使用用途上農水道埋設用や建築用の給水一般家庭の排水や無圧管路

VP管は厚肉なため摩擦抵抗が少なく、内部にゴミなどが付着しにくい構造となっています。
そのため一般家庭用における屋内外の給水管として用いられることが多いです。
一方でVU管は呼び径にもよるものの、ざっくり考えればVP管の半分程度の厚さになります。
薄肉なため重量も軽く無圧管路に適していますが、圧力のかかる状況では用いることができず、排水管として使われることもあります。

塩ビ以外で水道管に用いられる素材

家庭用の配管には塩ビ以外の素材も用いられています。
たとえば以下です。

配管の素材

  • 鉄管
  • 銅管
  • ポリ管

鉄管は衝撃性に優れているという特徴があります。
耐震性もあることから突然の大きな衝撃にも強く、地震が多い日本では頻繁に用いられている素材でした。
ただし金属管のため錆に弱く、酸化が進むと穴などが開く原因になります。
また水道管からの給水が錆によって赤く色づく問題もあるため、近年の新たな住宅においてはほぼ採用されません。
銅管は熱に強いことから、主に給湯用の配管として用いられることが多いです。
鉄管よりはさびにくいため耐腐食性もありますが、加工が難しいという特徴があります。
はんだ付けによって接続しなければならないため、一般の人が設置することは基本的にできません。
有技術者にお願いすることになりますので、給湯管を敷くうえでのコストが高くなりがちです。
ポリ管は塩ビ管と同様に、近年の住宅における主流となっている素材です。
ある程度自在に曲げられることから、設置しやすいという特徴があります。

塩ビ管パイプから水漏れが生じる原因は?

塩ビ管パイプから水漏れが生じる原因と解決方法

塩ビ管パイプは耐久性に優れている素材ではありますが、何らかの原因によって水漏れを起こすこともあります。
多いのがパイプ自体の破損によって水漏れするパターンです。
水漏れの原因次第で対策は変わるため、まずは原因を突き止めなければなりません。
つなぎ目から水漏れしている場合と、パイプ自体の劣化による水漏れにおける違いを見ていきましょう。

つなぎ目部分の水漏れ

家庭で用いられている塩ビパイプは、1本の塩ビパイプで構成されているわけではありません。
何本かの塩ビパイプを組み合わせることによって、給水管をつくっています。
よってパイプ同士のつなぎ目が発生するため、接続部から水漏れを起こす場合もあります。
そのほとんどは施工時の接着不良やパイプの劣化によるものです。

パイプ自体の劣化

接続部が原因ではなく、パイプ自体の破損によって水漏れすることもあります。
塩ビ管は前述のように耐久性に優れている素材ではありますが、モノである以上いつかは壊れます。
耐用年数はおおよそ50年ですが、使用環境によってはもっと早く寿命を迎えてもおかしくありません。
また、外部から突然激しい衝撃が加わった時は折れたりすることも多いです。
たとえば重いものがぶつかったり、自然災害による振動で壊れることがあります。
当然、亀裂や破損が生じた箇所から水が漏れますので、パイプ自体の故障が水漏れを引き起こします。

通常、補修は難しく、破損しているようですとパイプ本体の交換にて対処しなければなりません。

塩ビ管パイプから水漏れした時の対処法

塩ビ管パイプから水漏れした場合、そのまま放置してはいけません。
蛇口からのポタポタした水漏れですとしばらくの間放っておいても大事にはなりにくいですが、給水管からの水漏れは急を要します。

塩ビ管パイプの破損箇所が広がり激しい水漏れを引き起こすと、床や壁にまたは階下にも水漏れ被害が生じます。
また排水管でも汚水が水漏れした際は二次被害が大きくなりやすいですから、軽い水漏れであっても早めの対処が肝心です。

塩ビ管パイプから水漏れした時の対処法を見ていきましょう。

塩ビ管パイプから水漏れした時の対処法

応急処置として元栓を閉める

給水の塩ビ管から水漏れしているのを見つけたら、まずは元栓を閉めましょう。
給水からの水漏れなら、元栓を閉めて水の供給を一旦ストップすれば、一時的に水漏れは収まります。

被害状況を軽くするためにも、塩ビ管の水漏れに気が付いたら早めに元栓を閉めることが大事です。
ただし元栓を閉めた場合、全部の蛇口が使えなくなります。
そのため、あらかじめ水を汲み置きしておくことも必要です。
元栓の設置箇所は、一戸建てですと屋外メーターBOX内にあるのが一般的です。
特徴的な蓋が目印になりますので、敷地内を探してみましょう。
集合住宅の場合は、ガスの元栓などと一緒にPSに収納されていることが多いです。
物件によっては、他の住戸とまとめて元栓用の場所が設けられているところもあります。
また一戸建てと同様に地面に設置していることもありますので、分からない場合は管理会社へ問い合わせましょう。

水漏れ箇所を特定する

応急処置として元栓を閉めたら、すぐに管理会社もしくは水道業者に連絡しましょう。
自分自身での修理は無理ですので、わかる範囲でどこから水漏れしているか把握しましょう。
基本的に、目視できる部分からの水漏れなら、見つけれられるかも知れませんが、
地中や壁などに埋まっている箇所で生じた水漏れは、自分自身で見つけるのは難しいです。
水道業者に確認してもらいましょう。

補修テープを巻く方法

塩ビ管パイプに補修テープを巻く方法

排水塩ビ管パイプのつなぎ目から水漏れした場合、少量のポタポタ水漏れなら補修テープで対処できます。
しっかりとテープを巻き付けることで一時的にしのぐことができます。
ちょっとした亀裂やひび割れ程度であれば、補修テープを巻くことで一時的な応急処置は可能です。ただし、新たに水は流さないで下さい。そのまま使い続けるための補修テープではありません。
激しい水漏れを起こしているような時に補修テープは不向きです。
テープで受け止められないような水漏れは、業者に相談しましょう。
補修テープの巻き方は以下です。

補修テープの巻き方

  1. テープを巻く付近の汚れを落としておく
  2. ピンっと伸ばした状態で穴を塞ぐように巻き付ける
  3. 数回ほどグルグル巻きにする
  4. テープを指で圧着させ、塩ビ管パイプと馴染ませれば完了

テープを貼る際は、隙間ができないようにテープ同士を少し重ねて巻き付けるのがコツです。
また空気が入り込むと馴染みが悪くなりますので、なるべく補修テープがたるまないように伸ばしながら貼りましょう。

補修テープの選び方

補修テープを巻くことで排水水漏れの一時的な応急処置ができますが、補修テープにはいくつか種類があります。
用途や状態に合わせてテープを選ばないと、きちんと水を喰いとめられません。
よってどんな補修テープがあるのかを知っておくことが大事です。
下記の表を参考にして下さい。

補修テープの種類特徴おおよその購入価格
自己癒着テープ粘着剤不使用でテープ同士の圧着により貼るテープ400円~2500円程度
防水補修テープ片面が防水加工されたテープで、湾曲している部分にも使用可能500円~3500円程度
水道用ラップテープ調理時に用いるラップのように、テープ同士を密着させることでくっ付くテープ600円~2500円程度
種類がたくさんあるため、どれを使うべきか迷います
子レンジャー
子レンジャー
親レンジャー
親レンジャー

基本的に自己癒着テープは曲がった部分には使えません。水道用ラップテープは少量の水漏れ向きですが、初心者でも扱いやすいです。防水効果が高いのは防水補修テープで、つなぎ目の隙間から水漏れした際に向いています

塩ビパイプの水漏れ修理を業者に依頼する場合

給水、排水問わず塩ビパイプからの水漏れ時は、業者を呼んだ方が賢明です。
ただし業者を呼ぶと自分自身で修理するよりも費用は高くなるため、料金の負担に関しては覚悟しなければなりません。

また業者によっても良し悪しがあることから、業者選びを間違えると失敗に繋がりやすいです。

慌てて呼ぶことなく下調べをしてから依頼するという点を踏まえておきましょう。
業者依頼時に知っておくべきことを解説します。

賃貸は修理をおこなってよいか要確認

一戸建てと異なり、賃貸ですとそもそも自分で業者を呼んで良いとは限りません。
規約によって修理の実施が制限されている場合もあります。
基本的に賃貸は自由にリフォームなどの工事はできませんが、それと同様に修理も勝手におこなえません。
よって業者を呼んでも大丈夫か、事前に確認をすることになります。
確認先としては大家さんか管理会社です。
許可がもらえれば修理を依頼してもよいため、この後のステップへ進みましょう。
賃貸において修理が制限されている理由として、勝手に修理されてしまうときちんと直ったのか確認が取りにくいからという点があげられます。
また物件によっては水道業者が決まっていることもあり、物件の構造を理解している業者へ依頼した方が何かと都合が良いからというケースもあります。
いずれにしろ自分の一存で決められる問題ではないため、まずは相談することが大切です。

経年劣化なら費用負担がないことも

大家さんや管理会社へ連絡する際は、修理費用の負担に関しても確認しておきましょう。
一戸建てですと修理にかかる金額は全て自己負担ですが、賃貸の場合は必ずしも入居者が負担するとは限りません。
自身の過失でない水漏れなら、管理側負担となるのが一般的です。
経年劣化が原因で塩ビ管パイプから水漏れした場合も、管理側負担となる可能性が高いです。
もちろん契約内容によりけりではありますが、一切の自己負担なしに修理してもらえる場合もあるため聞いてみましょう。

塩ビパイプの水漏れを業者に直してもらう場合の相場

業者に修理依頼する場合、相場を心得ておくことが大事です。
修理料金は業者によりけりですから、中には相場からズレた料金を設定しているところもあります。
極端に高すぎたり、逆に安すぎる業者を避けるためには、相場の把握が必須です。
修理内容によって料金が左右するため、一概に相場を出しにくい部分はあります。
パイプ修理の場合は被害の程度によって料金が変わります。
ちょっとした補修であれば1万円~1万5000円程度、部分的な交換など工事の規模が大きい場合は2万円~4万円程度が相場です。

良い水道業者の見極め方

良い業者の見極め方 確かめておきたいポイントとは?

塩ビ管パイプの水漏れ修理をお願いする際には、良い業者を見つけることが大切です。
修理なんてどこに頼んでも同じような気がするかもしれませんが、そんなことはありません。
技術力は業者によりけりですから、必ずしも綺麗に直してもらえるとは限りません。
場合によってはすぐに再度不具合をきたすことも考えられるため、優れた業者を選ぶようにしましょう。
また前述のように金額も業者によって大きく変わるため、選ぶ業者次第では損をしてしまうこともあります。
業者の態度や家からの距離など、基本的な項目をチェックするのはもちろんですが、それ以外にも確かめておきたい点がいくつかあります。
詳しく見ていきましょう。

水道局指定工事店か確認

確かめておきたいポイントの一つは、水道局指定工事店になっているかです。
パッキン交換などの簡単な作業は水道局の許可を受けなくてもおこなえますが、配管工事などは自治体の水道局から許可された業者しかおこなうことができません。

よって水道業者と名乗って活躍する業者の多くは、きちんと許可を得ています。
もしきちんと許可を受けていない業者が配管工事をおこなったとしたら、それは違法行為です。
余計なトラブルを避けるためにも、水道局指定工事店になっているか確認してから依頼するようにしましょう。
地域の水道局ホームページからチェックできるため、一度目を通しておきましょう。

事前見積もりの有無

事前見積もりを出してくれるかという点も確かめておきたい部分です。
水道修理における正確な料金は、きちんと現地を確認してからでないと確定できません。
よって電話で話を聞くだけでは、おおよその金額は伝えることがあっても正確な金額は伝えられません。
必ず現地で見積りを確認して下さい。

料金体系の分かりやすさ

料金体系の分かりやすさも見ておくべきポイントです。
悪徳な業者はそれらしい名目で追加費用を請求してくることが多く、料金体系をわざと分かりにくくしている場合があります。
たとえば基本料金を安く設定しているのに、作業代や調整費など他の項目で料金を釣り上げてくるなどです。
優良な業者ですと客目線に立ち、圧倒的に分かりやすい料金体系にしているところが多いです。
料金体系のシンプルさは良い業者か判断する材料の一つになりますので、よく見てみましょう。

まとめ

塩ビパイプから水漏れした場合、シンク下など見える部分であれば確認する事もできます。
排水パイプの少量の水漏れなら補修テープにて一時的に、応急処置もできます。
補修テープにもいくつか種類があるため、破損箇所に合わせて選ぶことが大事です。
目視できない部分で水漏れが生じた時や激しく水漏れしている際は、自分での修理は難しいです。
業者に依頼して、破損した管の交換などの作業をおこなってもらうことになります。
その場合は業者選びが肝心で、選ぶ業者次第で金額が変わるため相場観を養いましょう。
適正価格で修理をおこなっている優良業者を見つけるためにも、良い業者選びのポイントを踏まえておくことが大切です。
塩ビ管パイプから水漏れした際は急を要するため、放置することなく早めに行動をおこないましょう。


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